【解説】

大井川〜木曽路を旅する寅さん。バスで偶然にも博の父と再会、「今昔物語」を例えに人生の儚さを諭される。しかし柴又に戻ると、目の前にとらやで働くことになった美女が。離婚を決意し別居していると知り、無常の教えなど何のその、寅さんが彼女のために張り切りまくるシリーズ第22作。

【解説つづき】

“フーテンの寅”こと車寅次郎は「キネマの天地」の渥美清、妹・さくらは「駅 STATION」の倍賞千恵子。今回のマドンナ・早苗は大原麗子。ゲストは室田日出男、志村喬。その他レギュラー陣は下條正巳、三崎千恵子、前田吟、笠智衆ほか。原作・監督は「幸福の黄色いハンカチ」「こんにちは、母さん」の山田洋次。(1978年)

【原作・監督】

山田洋次

【出演】

渥美清(車寅次郎)
倍賞千恵子(諏訪さくら)
大原麗子(荒川早苗)
室田日出男(添田肇)
下條正巳(車竜造)、三崎千恵子(車つね)
前田吟(諏訪博)、太宰久雄(桂梅太郎(タコ社長))、佐藤蛾次郎(源公)、笠智衆(御前様)
志村喬(諏訪ひょう一郎)
泉ピン子(小島瞳)、大滝秀治(旅の僧)

【ストーリー１】

大井川の橋ですれ違った旅の僧に“女難の相”を指摘された車寅次郎(渥美清)、早速失恋娘(泉ピン子)が目の前に。タイプではなかったが、話を聞き彼女を慰める。木曽路をゆくバスで寅次郎は博（前田吟）の父・ひょう一郎（志村喬）と再会、二人旅に。ひょう一郎は今昔物語を例に、寅次郎に人生の無常を語る。
一方とらやでは、気立てのいい美女・早苗（大原麗子）を店員に雇うことに。

【ストーリー２】

その夜戻ってきた寅次郎は早くも翌朝旅立とうとするが、出勤してきた早苗を見てソワソワ。仮病を使い出発をなしにしようとするも、早苗に救急車を呼ばれて大騒ぎに!
夫と別居する早苗のとらやでの日々。遂に離婚届を提出して落ち込む早苗を励まそうと、とらやの面々は彼女を夕食に招待する。感激した早苗は帰り際に「私、寅さん好きよ」。有頂天の寅次郎…。

【ミニ番組】

〈シネマアディクト〉
4/4(金)公開『片思い世界』
ゲスト:広瀬すず、杉咲花、清原果耶
ナビゲーター:渡邉美穂
ナレーター:渡部紗弓

【関連情報】

〈ＢＳテレ東映画情報〉
www.bs-tvtokyo.co.jp/cinema/

[4K制作番組]
この番組は4Kで制作しています。ＢＳテレ東４Ｋチャンネルでは超高精細映像でお楽しみいただけます。