【解説】
初夏の北海道・釧路。フーテンを名乗る女と出会った寅さんは意気投合、彼女を道連れに旅をする。根室でようやく就職が決まるも、楽しい旅の続きを望む彼女に対し、その幸せを願って突き放す寅さん。柴又に戻った寅さんは彼女の上京を知るが、彼女は遊び人の男の元で病床に。彼女を救い出すため、寅さんは渡世人の顔となり男と渡り合う！「兄さん、見かけによらず純情ですね」　シリーズ第33作。

【解説つづき】
“フーテンの寅”こと車寅次郎は「キネマの天地」の渥美清、妹・さくらは「駅　STATION」の倍賞千恵子。マドンナ・風子は中原理恵。ゲストは渡瀬恒彦、佐藤Ｂ作、秋野太作。その他レギュラー陣は下條正巳、三崎千恵子、前田吟、吉岡秀隆、笠智衆ほか。タコ社長の娘・あけみ（美保純）が初登場。原作・監督は「幸福の黄色いハンカチ」「こんにちは、母さん」の山田洋次。（1984年）

【原作・監督】
山田洋次

【出演】
渥美清（車寅次郎）
倍賞千恵子（諏訪さくら）
中原理恵（小暮風子）
渡瀬恒彦（トニー）
下條正巳（車竜造）、三崎千恵子（車つね）
前田吟（諏訪博）、吉岡秀隆（諏訪満男）、太宰久雄（桂梅太郎(タコ社長)）、佐藤蛾次郎（源公）、笠智衆（御前様）
美保純（あけみ）
佐藤Ｂ作（福田栄作）、秋野太作（登）

【ストーリー１】
北海道・釧路を旅する車寅次郎（渥美清）は、理容師の資格を持つ美女・風子（中原理恵）と知り合う。自らフーテンの風子と名乗る彼女と意気投合、フーテン同士で旅をすることに。その夜旅館で、妻に逃げられた男・福田（佐藤Ｂ作）と知り合い、妻探しを手助けする。福田と別れ、寅次郎と風子は根室へ。風子は伯母の紹介で理容師の仕事が決まる。

【ストーリー２】
風子の地道な幸せを願い、あえて突き放す寅次郎。しかし風子は、オートバイショーの花形トニー（渡瀬恒彦）と出会って…。
寅次郎が旅立つ日、風子は「寅さんがもう少し若かったら結婚するのに」。その後とらやに訪ねてきた福田から、東京で風子に会い借金を申し込まれたと聞き、寅次郎は居ても立ってもいられず風子を捜し回る。そんな中、トニーが現れ、風子が寅次郎に会いたがっていると告げる…。

【ミニ番組】
〈シネマアディクト〉
6/13(金)公開「青春ゲシュタルト崩壊」
ゲスト：佐藤新（ＩＭＰ.）
ナビゲーター：渡邉美穂
ナレーター：渡部紗弓

【関連情報】
〈ＢＳテレ東映画情報〉
www.bs-tvtokyo.co.jp/cinema/

［４Ｋ制作番組］
この番組は４Ｋで制作しています。ＢＳテレ東４Ｋチャンネルでは超高精細映像でお楽しみいただけます。